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プリント基板は緑色のソルダーレジストが一般的

電子機器に欠かすことができないプリント基板は、電子部品を取り付けてアートワークを利用して配線する配線板です。身の回りの電子機器、パソコンやスマートフォンに使用されている他、コンピューター制御を行う自動車にも多用されています。普段目にすることは殆どないプリント基板ですが、パソコンのメモリーを増設するときや内蔵ハードディスクを交換するときなど、ケースの中を目にすることもあり、このとき緑色をした電子部品がはんだ付けされている状態を目にすることがあります。プリント基板の多くは緑色をしていますが、これはソルダーレジストと呼ぶコーティングであり銅箔部分の酸化防止や製造工程での余計な箇所に半田が付着させないなどの役割を持ちます。

このソルダーレジストが緑色になっている理由の中には、目にやさしい色であることが挙げられます。プリント基板に電子部品を実装した後は目視検査を行うことになりますが、このとき異物混入や断線などの判断がつけやすいといったメリットがあります。ただ、必ずしも緑色でなければならない理由もなく、ソルダーレジストには黒や白など、他にも青・赤・紫などを使うこともあるようです。ちなみに、ソルダーレジストの中でも緑色は流通量が多いためコストも削減できるメリットがありますし、基板を量産するときも同じ色の塗布材でコーティングができる、このような理由から緑が使用されることが多いようです。

そのため、他の色が使用されるケースは何らかの理由で使用されるものです。

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