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プリント基板のパターンの作り方の基本

プリント基板を自作するとき、その大半の作業はパターン設計とプリント基板へのアートワーク作成です。パターン設計は回路をプリント基板に形成させるために欠かせないものですが、電子部品を接続するための道を作るといった意味があります。引き回しは極力短くすることがポイントですが、実装する電子部品の数が多くなることでその距離も長くなりがちです。密集していると細いパターンが並ぶこともありますが、電流が多く流れるような回路はなるべく太くするなどのパターン設計でのコツが必要です。

電子工作は、電子回路の設計からプリント基板設計(アートワーク作成)といった流れになりますが、ネットの中で見つけた電子回路と基板レイアウトがある場合は、そのレイアウトをそのまま利用することもできます。ただ、全ての電子回路にパターン図が形成されているとは限りませんので、レイアウトがないものについては自作する必要があるわけです。部品点数が少ないときには、ユニバーサル基板を利用して電子部品のリード線同士を接続して回路を組む方法もありますが、複数のICを利用するときなど外付けパーツもある程度多くなるので、ユニバーサル基板を使うよりパターン設計を行ってプリント基板を作った方がミスを防止することができます。フリーウェアのCADの中にはアートワークを描くことができる機能を持つ製品もあるため、本格的に電子工作を始めたい人など、このような便利なツールを利用すると良いでしょう。

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